iGamingの大手コンテンツブランドであるプレイソン社(Playson)が、EGT デジタル(EGT Digital)とコンテンツ提携を結んだ。両社は既存および新規市場でそれぞれのビジネスを拡大することに取り組む予定だ。このパートナーシップにより、Playsonはより多くのゲームをEGT Digitalのプラットフォームに統合し、より多くの消費者にリーチしたいと考えている。
EGT Digital のプラットフォームに統合される作品には、ソーラー・テンプル(Solar Temple)やバイキング・フォーチュン・ホールド・アンド・ウィン(Viking Fortune: Hold and Win)をはじめ、タイムレス・フルーツ(Timeless Fruit)やセブン・アンド・フルーツ・6リールズ)などの人気作品が含まれる。
今回の契約によってプレイソン社はEGTデジタル社のエンゲージメントツールの恩恵を受けることができ、同社ゲームにスポットライトが当たることとなり、業界でのプレイソン社の存在感が確実に高められることとなる。
一方、EGTデジタル社はプレイヤーがカジノ製品とエンゲージメントできるように開発されたトーナメントプラットフォームをプレイソン社に提供する傍ら、ジャックポットやボーナススピンを拡張することができるようになる。両社まさにウィンウィンの関係といったところだ。
プレイソン社ががEGTデジタル社とパートナーシップを結んだ理由の1つにヨーロッパ市場におけるアグリゲーターのリーチがある。ブルガリアに拠点を置くEGTデジタル社はiGaming界で最も恵まれた地域に拠点を置いている。その中にはルーマニア、セルビア、ドイツ、イタリア、そして最近ではラテンアメリカも含まれている。
ラテンアメリカではまだiGamingの導入が遅れており、この地域の大きな可能性はいずれ爆発的に拡大するだろう。そのためプレイソン社のような早期参入企業はこの動きから莫大な利益を得ることができる。プレイソン社はこれらの市場で取引を既に確保しているEGTデジタル社の企業努力のおかげで、目的とする市場のすべてに、そしてそれ以上に入り込むことができるのだ。
アグリゲーターは特定のゲームスタジオの認知度を高める上で重要な役割を果たしている。プレイソン社の営業ディレクターであるブランカ・ホーマー氏は、「EGTデジタル社の新しいプラットフォームは、有望な商業的機会を提示するエキサイティングなプロジェクトである」とコメントした。
プレイソン社は市場を拡大し、同社の勢力範囲を拡大することが最優先事項の1つであると説明した。一方、EGTデジタル社のCEOであるアレクサンダー・ボトフ氏は、同社がiGaming分野で最もダイナミックな企業とのパートナーシップを確保したと述べている。
またこのパートナーシップにより、EGTデジタル社は一般消費者だけでなく企業にも多くの製品を提供することが可能となった。B2BとB2Cの両方に必要なツールを提供することで、両方のセグメントを支援することが出来るのだ。
消費者にとっての純粋な付加価値という意味では、同社は集約されたゲームの最大のポートフォリオの一つを持っている。一方で、一般の人々をどのようにエンゲージメントするか分からない企業は、EGTデジタル社に頼ることが可能だ。その理由は、EGTデジタルでは全体的なエンゲージメントを向上させる、特定のツールやカスタマイズされたツールを数多く実行しているからである。
何千ものオンラインカジノゲームがひしめき合う今、特定の作品を確実にPRしていくのは困難を極める。そのためプレイソン社のような業界のリーダーでさえ、EGTデジタル社のようなアグリゲーターやエンゲージメントの専門家とパートナーシップを確保したいと考えている。
ボトフ氏はプレイソン社の製品ラインアップを称賛しており、同社製品がアグリゲーターに含められるということは、EGTデジタル社が将来のパートナーや潜在的なパートナーにとってより魅力的な製品を提供できるということを意味する。未来を見据えるEGTデジタル社にとっては、今回のパートナーシップは最初の一歩にすぎないのである。